ミンサー織とは

 

八重山ミンサー織りは、八重山の島々で代々織り継がれきた手織りの木綿帯で、
主に男性用の帯として織られてきました。


八重山ミンサー織りの独自の絣柄は、「いつ (五) の世 (四) までも末永く
私と共にいてください」 という意味で、
乙女心の愛のしるしとして自分で織り上げた帯を婚約者へ贈りました。


また両端のむかで脚のような柄は、昔の通い婚の名残を残し、
「足繁く私の所へ通って来て下さい」 という気持ちが込められています。


絣柄の作り方は、絣柄を作りたい場所を紐で染まらないように一つ一つ手括りで括り、
染色後、紐をはずし、伸ばすなど、非常手間のかかる作業によって出来上がります。


現代では帯の他に、テーブルセンター、バッグ、袋物、財布や名刺入れなどの小物、
タペストリー、暖簾、ネクタイ、ウェアーなどの様々な製品が数多く生まれ、
現代生活の中で多く生かされています。


また、八重山ミンサーの五つ四つの絣柄は織物の他に、道路や看板や印刷物、
様々なお土産品等に用いられ、八重山の代表的なシンボルとなってきています。

■歴史■

アフガニスタンから中国を経て伝わり、王府時代の16世紀初め頃、

木綿布(ミンサー)の使用が記されていることから、この頃すでに

八重山地方でミンサーが織られていたと考えられています。

また、八重山ミンサーの名前は綿(ミン)のせまい帯(サー)からきたと言われています。

通い婚の時代に女性から意中の男性に贈る習わしがあり、

5つ4つの模様は「いつの世までも変わらぬ愛を誓った物」と言われています。



■技術・技法■

次の技術又は技法により製織されたかすり織物とすること。


(1)
先染めのたてうね織りとすること。


(2)
よこ糸の打ち込みには、「手投杼」又は「板杼」を用いること。


かすり糸の染色法は、「手くくり」によること。

■原材料■

使用する糸は、綿糸とすること。

(以上全国伝統的工芸品センターHPより)

当工房製ミンサー織りは以上の製法により製作されています。